Message ご挨拶

2022年10月20日、私たちは「東双みらい製造株式会社」を設立いたしました。

当社は、福島第一・福島第二原子力発電所での廃炉作業において利用される金属キャスクや燃料デブリ保管容器等の製造を通じて、浜通り地域をはじめとする福島県全域の復興に貢献してまいりたいとの思いから、東京電力ホールディングス株式会社およびカナデビア株式会社（旧　日立造船株式会社）により共同で設立されました。

これまで県外で製造されていた原子力関連製品を、ここ浜通りで地元の皆様、企業と密接に連携し製造することで、浜通りの経済発展、雇用創出、人材育成等に貢献してまいります。そして、将来的には、これまで首都圏の企業や海外企業が主に取り組んできた廃炉の中核技術・製品についても、ここ浜通りで開発・製造し、地元経済の中長期的な柱になれることを目指していきたいと考えています。

この想いは「東双みらい製造株式会社」という社名にもこめられており、東京電力グループの一員として、浜通り(福島県双葉郡)をはじめとした地域の方々とともに浜通りのみらいを切り拓き、モノ作りを通じて廃炉作業を最後までやり遂げる想いを込め「東双みらい」を冠名義につけました。

私たちは、この「想い」を会社の礎として事業活動を進めてまいります。

「復興と廃炉の両立」に取り組んでいる廃炉関連製品のユーザーである東京電力と、使用済燃料の輸送・貯蔵に関する技術・技能を有する原子力関連機器メーカーであるカナデビアが、ユーザー・メーカーというそれぞれの知見のもと共創し地域に根差した会社を目指してまいります。

東双みらい製造株式会社
代表取締役社長　磯貝智彦